PR

 ダイハツ工業は2021年3月3日、新型の小型SUV(多目的スポーツ車)「Ativa(アティバ)」をマレーシアで発売した。同社の車両開発・生産手法「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を適用した車両で、同手法の適用車を海外で販売するのは今回が初めてである(図1)。

アティバ
図1 小型SUVの「アティバ」
(出所:ダイハツ工業)
[画像のクリックで拡大表示]

 マレーシアの「国民車」に属する新型車は、日本で販売するDNGA適用車の小型SUV「ロッキー」をベースにして、ダイハツとマレーシア資本の現地合弁会社であるPerodua(プロドゥア)が共同で開発した。生産と販売はプロドゥアが担当する。

 パワートレーンは、排気量1.0Lで直列3気筒のポート噴射の過給ガソリンエンジン「1KR-VET」を搭載する。同エンジンはロッキーなどにも採用されている。変速機はロッキーなどと同様に、DNGAに基づいて開発した新型CVT(無段変速機)「D-CVT」を組み合わせる。

 予防安全面では、ステレオカメラを使う予防安全システム「スマートアシスト (現地名:Advanced Safety Assist)」を搭載し、(1)車両を対象にした自動ブレーキ、(2)車線逸脱警報、(3)先行車発進告知、(4)前進時の誤発進抑制──などの機能を提供する。ロッキーなどに搭載する最新の先進運転支援システム(ADAS)「次世代スマートアシスト」よりも提供する機能は少ない。

 新型車の車両寸法は全長4065×全幅1710×全高1635mmで、Aセグメントの車両である。ロッキーに比べて全長は70mm長く、全幅は15mm広く、全高は15mm高い(図2)。価格は6万1500~7万2000リンギ(1リンギ=26.3円換算で約162万~約189万円)で、月間3000台の販売を計画する。

新型車の車内
図2 新型車の車内
(出所:ダイハツ工業)
[画像のクリックで拡大表示]