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 ファーストリテイリングは2021年3月4日、傘下のユニクロとジーユーの店舗・オンラインストアで価格を改定すると発表した。3月12日から、これまで「1990円+消費税」などとしていた価格を税込みで「1990円」に改める。4月1日から消費税の総額表示が義務化されるのに先立ち、従来の税抜き価格をそのまま税込み価格とし、約9%値下げする。

ユニクロの商品タグにおける価格表示の例
ユニクロの商品タグにおける価格表示の例
(出所:ファーストリテイリング)
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 同社広報によれば、ユニクロ・ジーユーの店舗における商品タグは1月末ごろから投入している春物商品で既に「1990円」といった表示に変えている。3月11日まではレジで10%の消費税を加算するが、12日以降は消費税を加算しない処理に切り替える。オンラインストアについては3月11日夜からシステムメンテナンスを実施し、翌12日朝ごろ新価格に切り替える。

 消費税法では価格の総額表示を原則としているが、政府は税抜き価格表示を特例として認めてきた。価格競争が激しい小売業や通信業などでは安さを訴求するため、税抜き価格を表示することも多かった。2021年3月末でこの特例が失効し、4月1日以降は総額表示が義務化される。

 これを機に値下げに踏み切る企業は他にもある。例えばNTTドコモは3月26日から提供する新料金プランについて、もともと「税別2980円」と発表していたものを、「税込み2970円」に改定した。