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 みずほ銀行は2021年3月5日、通帳を発行しない「みずほe-口座」への自動切り替えを延期すると発表した。みずほ銀行で2月28日に発生したシステム障害の一因が、みずほe-口座への切り替えに伴うデータ更新処理にあったため。「万全を期すため、実施のタイミングを当面の間見合わせる」(広報)。

 みずほ銀行は2021年2月下旬から3月上旬にかけて、1年以上通帳への記帳がない口座をみずほe-口座に自動的に切り替える予定だった。2月28日は定期的なデータ更新も含めて定期預金関連で計70万件を切り替えようとしたが、処理中にメモリー容量が不足。定期預金が取引できなくなるトラブルとなり、その影響でピーク時で7割超のみずほ銀行のATMが取引不能になった。

 みずほe-口座の切り替え再開時期については「改めて案内する」(広報)としている。切り替えに当たっては、今回問題が起こった定期預金だけでなく、普通預金や当座預金、貯蓄預金などでも1年以上記帳がない口座を対象とする予定だった。これらも当面の間見合わせる。

 2月28日のシステム障害では、5244件の取引でキャッシュカードや通帳がATMに取り込まれたままになった。これらについては取り込まれたキャッシュカードや通帳を「返却済み」あるいは「顧客の意向を確認したうえで返却手続き中」の割合が99%を超えた。まだ連絡がついていない顧客に対しては、電話やメール、案内状の郵送、訪問などを続けていくという。