PR

10周年迎えるChromebook、生産性高める機能を追加へ

 2021年6月には最初のChromebook発売から10周年を迎える。このタイミングで新機能を提供する狙いについて、米グーグルのChrome OS製品開発およびUX統括のJohn Maletis氏は、「マルチモーダルな使い方が増えている。私もグーグルの従業員であり、子供のIT管理者であり、家族のDJでもある。複数のデバイスを切り替えても生産性を落とさないことが重要だ」と語った。

10周年を迎えるChromebookの歩み
10周年を迎えるChromebookの歩み
[画像のクリックで拡大表示]

 日本市場向けのハードウエアとして、米Intel(インテル)の第10世代プロセッサーを搭載した初のLTE対応モデルとして「HP Chromebook x360 13c」を紹介した。「ASUS Chromebook Detachable CM3」は薄型軽量のデタッチャブル型として近日発売予定という。今後もOEM(相手先ブランドによる生産)ベンダーと連携しながら、2021年に50機種のChromebookを世界で発売するとした。

LTE搭載のハイエンド機やデタッチャブル型のChromebookが登場
LTE搭載のハイエンド機やデタッチャブル型のChromebookが登場
[画像のクリックで拡大表示]

 Chrome OSの今後の開発方針についても明かした。まずユーザーのコンテキスト(文脈)を理解して生産性を上げるインテリジェント機能を搭載する。加えてLTE対応デバイスを増やして常時接続とし、デバイス間のシームレスな作業性を高めつつ、常にセキュリティーを第一に考えていくとの方向性を示した。