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 みずほ銀行は2021年3月12日午後9時から緊急の記者会見を開き、3月11日深夜に発生した新たなシステムトラブルについて説明した。約300件の国内銀行向け外貨建て送金が遅延した。原因は、正副2系統、合計4台あるディスク装置のうち1台が故障し、バックアップ機器に切り替わらなかったこと。切り替えが失敗した原因については今後調査を進めるとした。

会見で謝罪するみずほ銀行の藤原弘治頭取(中央)
会見で謝罪するみずほ銀行の藤原弘治頭取(中央)
(撮影:日経クロステック)
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 「多くのお客さまにご迷惑をお掛けしたことを心よりおわび申し上げます」。会見の冒頭、藤原弘治頭取はこう陳謝した。「バックアップ(用のディスク装置)が起動しなかったのは基本的にハードの問題。今後掘り下げて原因を調査したい」(藤原頭取)とした。

 データセンターでハード故障が発生したのは3月11日午後11時39分。12日午前3時50分に故障したハードを交換し、午前6時38分に再起動させた。その後に処理をやり直したところ、「外為で何らかのデータの不整合があった」(同)。

 このトラブルによって約300件の国内の他行向け外貨建て送金が遅れた。同送金を含む「海外送金等の集中処理」が終わったのは12日午後7時46分だった。国内の他行向け外貨建て送金を12日付とするには午後1時までに送金しなければいけなかったため、みずほ銀行は受け取り銀行と日付について調整しているという。

 みずほ銀行を巡っては、2021年2月28日に全国の7割超の自行ATMが一時動かなくなったシステム障害を含め、2週間で4回のシステムトラブルを起こしている。