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 中国ZTEは2021年3月11日、タイでの3G、4G、5Gを使ったSuperDSS(Dynamic Spectrum Sharing、動的周波数共有技術)のフィールド試験を完了したと発表した。同国でのSuperDSS商用化に向けた第1段階を完了したとしている。

出所:ZTEのTwitter
出所:ZTEのTwitter
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 5G商用サービスが世界規模で急速に広まりつつある一方で、移動通信の主流はまだ3G、4Gだ。事業者は、3Gから5Gまでのサポートを余儀なくされ、移動通信ネットワークはますます複雑になってきている。

 こうした状況を解決する手段がDSSである。その対象は4G、5Gのみに限られていた。ZTEのSuperDSSは、2G/3G通信にも対応しながら、4G、5Gサービス展開も可能にし、旧技術と新技術の両サービスを提供しなければならない事業者を強力に支援する。

 今回の実験では、2100MHz帯の帯域幅15MHzを使って3G/4G/5Gのサービスを実現するだけではなく、AI導入による実装最適化とネットワーク運用管理の効率化も実現。既存の3/4G対応ネットワーク環境をSuperDSSで3G/4G/5G対応にアップグレードした際の性能や、NSAとSA両方の5G NRが共存する場合の性能、異なる事業者の3Gネットワークが共存する環境での4G、5G性能確認なども行っている。今後は、NB-IoTに対応する環境も構築する。

 SuperDSSを活用することで、3Gから、4G、5Gまで、その通信状況に応じた柔軟なスケジューリングが可能になる。既存の音声通話サービスの品質改善なども可能になる。

 ZTEでは、今後も現地の通信事業者と連携し、ネットワーク環境の最適化と運用効率向上、大規模商用化に向け支援していく。