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 東京国立博物館とNHKは2021年3月15日、8K技術を使った共同研究「みんなの8K文化財」プロジェクトを発足したと発表した。

 このプロジェクトでは、8K技術や最先端のスキャナー、フォトグラメトリ技術(様々な角度から撮影した写真を基に3Dモデルを生成する技術)を活用して、東京国立博物館に所蔵される文化財の3D CG(8K文化財)を制作する。プロジェクションマッピングやVR・ARなどの映像技術も展開しながら、新時代の美術鑑賞の在り方を探求し、その成果を放送番組やイベントなどで発表する。直近の放送番組はNHKの「BS8K」と「BSプレミアム」で順次放送する。

 今回の共同研究に当たり、NHKは最先端の映像技術を活用する。東京国立博物館は、効果的に先端技術を生かすことができる文化財の選定やその効果的な見せ方を提案する。8K文化財の制作は、国立文化財機構 文化財活用センターの協力を得て実施する。

 東京国立博物館とNHKは2021年3月15日の記者発表会で、プロジェクト概要の説明終了後、8K文化財のデモ展示を行った。巨大化した「遮光器土偶」をVR空間で様々な角度から自在に鑑賞できるデモや、「洛中洛外図屛風(舟木本)」を8Kプロジェクターで上映して作品に描かれている人物の表情やしぐさを事細かに見ることができるデモなどを体験できるようにした。