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 中国の大手通信機器メーカーであるZTEは2021年3月24日、山東省済南に本社を置くShanDong Energyの石炭採掘事業デジタル化(DX)に向けた取り組みの一部を紹介した。ローカル5G通信時の負荷軽減試験の様子を見せた。同試験は携帯電話事業者のChina Unicom(中国聯合通信)と連携して実施中である。

出所:ZTE
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 実験は鉱山での使用を想定し、China Unicom山東省支社向けにカスタマイズした「5G+NodeEngine」ベースの地下設置型プライベートネットワークを使って進められた。ZTEの「NodeEngine」ソリューションの2つの主要機能、5Gパブリック基地局からローカル5Gへのデータトラフィック負荷の軽減と、ローカル環境下での機器間相互接続を橋渡しする「eBridge」を検証する。

出所:ZTE
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 今回の実験では、監視データなどの画像を直接、地下統合制御センターに送ることで、遅延時間を従来の50%以下に軽減している。また、定期的に無線通信の状態を監視し、地上と地下をつなぐ光ファイバーが切断された場合にも基幹サービスを継続して運用可能にするキープアライブ機能も確認。eBridgeにより、ローカル環境下で、生産装置間や制御端末と遠隔端末間が正しく相互接続され、適切な制御や管理が行われることも確認している。

出所:ZTE
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 以上の実験結果からZTEは、同社の5G基地局とNodeEngineを組み合わせることで、プライベートネットワークの負荷が軽減できるとする。光ファイバー通信が切断された際にも無線通信で補完するなど、セキュリティー面でも強いサービスを低コストで提供するという。

 ZTEでは、この事業をさらに拡大し、鉱業における5G技術の徹底活用を進め、デジタル化を支援していく。