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 米Maxim Integrated(マキシムインテグレーテッド)は、反転型DC-DCコンバーターICの新製品を発売した(ニュースリリース)。新製品では、イネーブルやリセット、スイッチング周波数設定などの制御端子にグラウンド面を基準とした信号を入力できるようにしたことでレベルシフターICの外付けが不要になった。このため、「外付け部品のコストと点数を最大で50%削減でき、DC-DCコンバーター回路全体の実装面積を60mm2に収められるようになった」(同社)。これで、DC-DCコンバーター回路全体の実装面積を、競合他社品に比べて最大で72%削減できるという。IoT機器などのアナログ信号処理で必要な負電圧の生成に向ける。

実装面積を72%削減できる反転型DC-DCコンバーターIC
実装面積を72%削減できる反転型DC-DCコンバーターIC
(出所:Maxim Integrated)
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 また、変換効率を高められることも特徴の1つである。ピーク時の変換効率は90.6%が得られる。同社によると、「ICの消費電力を競合他社品に比べて35%削減した。これで、変換効率を6ポイント高めることが可能になった」。

 新製品の型番は「MAX17577/MAX17578」である。同期整流方式を採用しており、ハイサイドスイッチとローサイドスイッチの両方を集積した。フィードバックループの制御方式はピーク電流モードである。入力電圧範囲は+4.5〜60Vで、出力電圧範囲は−36〜0.9V。最大出力電流は1Aである。スイッチング周波数は400k〜2.2MHzの範囲でユーザーが設定できる。MAX17577とMAX17578の違いは、軽負荷時におけるスイッチの制御方法にある。重負荷時の制御方式は、2製品どちらもCCM(Continuous Conduction Mode)方式。軽負荷時については、MAX17577は引き続きCCM方式を採用する。変換効率の低下は避けられないが、出力リップル電圧の増大を防止できる。一方のMAX17578はDCM(Discontinuous Conduction Mode)方式に切り替える。出力リップル電圧は増えてしまうが、変換効率の低下を最小限に抑えられる。

 パッケージは2製品どちらも、実装面積が3mm×3mmの12端子TDFN。動作温度範囲は−40〜+125℃。1000個以上購入時の米国での参考単価は、2製品どちらも1.63米ドルである。2製品それぞれに評価キットを用意した。型番は「MAX17577EVKIT#/MAX17578EVKIT#」。参考単価は29.73米ドルである。