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 複数の自治体で2021年3月29日、マイナンバー関連手続きに大幅な遅延が発生していることが日経クロステックの取材で分かった。マイナンバーの発行や更新などに関するシステムを運営する地方公共団体情報システム機構(J-LIS)は「アクセス集中によりシステムに入れる自治体と入れない自治体が生じた」(情報化支援戦略部の広報担当者)と話す。

 アクセス集中の要因について、J-LISは「引っ越しなど恒例のイベントや(マイナンバーカード所有者向けの消費喚起策である)マイナポイント関連の手続きではないか」(同)と分析する。マイナポイントは2021年4月末までにカードを申請すれば受け取れるが、2021年3月26日に申請期限を3月末から4月末に1カ月延長したばかりで周知されていなかった可能性がある。

マイナポイントの申請は2021年4月末まで延長されている
マイナポイントの申請は2021年4月末まで延長されている
(出所:地方公共団体情報システム機構)
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 兵庫県尼崎市など一部の自治体は公式サイトを通じて、マイナンバー関する手続きに時間がかかることを告知している。

兵庫県尼崎市では一時マイナンバーカードの受け取りが20人待ちになった
兵庫県尼崎市では一時マイナンバーカードの受け取りが20人待ちになった
(出所:尼崎市)
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