SOMPOホールディングスは2021年4月1日、「デジタル事業」を新設する。2021年3月までは「国内損害保険事業」「海外保険事業」「国内生命保険事業」「介護・ヘルスケア事業」(4月から「介護・シニア事業」に名称変更)の4本の柱だった。

 デジタル事業ではAI(人工知能)といった新技術を活用したビジネスや、デジタルネーティブ向けマーケティングなどを推進する。同事業のトップに立つのはSOMPOホールディングスのグループCDO(最高デジタル責任者)を務める楢崎浩一執行役常務だ。4月1日以降の新体制ではデジタル事業オーナーグループCDO執行役専務の役職となる。

 楢崎氏は1981年に三菱商事入社後、20年間本社および米国シリコンバレーオフィスで勤務。2000年にシリコンバレーの現地スタートアップのLineoに転職し、その後、5社のソフトウエアスタートアップを経営。シリコンバレーに12年間在住した。

 2016年よりSOMPOホールディングスの初代CDOに就任し、グループ全体のデジタル戦略を統括・推進する。2019年にはPalantir Technologies Japan CEO(最高経営責任者)に就任した(SOMPOホールディングスのグループCDOと兼務)。同社は、米Palantir TechnologiesとSOMPOホールディングスの合弁で2019年に設立した会社だ。

 デジタル事業部門は大きく「デジタル戦略部」と「データ統括室」の2つに分かれる。前者のデジタル戦略部では自社開発チームの「スプリントチーム」を中心にDXサービスの企画・開発をする。後者のデータ統括室はデータサイエンティストを抱え、データ解析・分析を手掛ける。

 SOMPOホールディングスは4月1日付で、グループのデータマーケティング領域の最高責任者である「グループCDMO(チーフデータマーケティングオフィサー)」も新設する。2021年3月までグループCDO(楢崎氏と共同)とグループCIO(最高情報責任者)を務める尾股宏執行役常務が着任し、新体制ではグループCDMO兼グループCIO執行役常務となる。