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 河野太郎規制改革相は2021年4月6日、政府が自治体に配布するタブレット端末を使って接種記録のデータを「ワクチン接種記録システム(VRS)」に入力するデモンストレーションを披露した。自治体の接種会場や医療機関の職員が約3秒で接種記録を入力できるという。

 VRSは医療スタートアップのミラボが開発と保守を請け負い、Amazon Web Services(AWS)上に構築された。自治体や医療機関の職員がAndroidタブレット端末の内蔵カメラを使って、住民が持ってきた接種券にある接種情報を記録した番号である「OCRライン」などを読み取ると、インターネット経由で接種記録をすぐVRSに入力できる。データ入力はタブレット端末に制限するといったセキュリティー対策をしているという。

河野太郎規制改革相がプラスチック製の台に置いたタブレット端末で接種券の「OCRライン」などを読み取る様子
河野太郎規制改革相がプラスチック製の台に置いたタブレット端末で接種券の「OCRライン」などを読み取る様子
(撮影:日経クロステック、以下同)
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 河野規制改革相は「99%の自治体からタブレットの利用申請があり、約3万台を送付した。9割近い自治体でVRSへのログインが終わっている」と述べた。政府はシャープとレノボ製のタブレット端末、計4万1千台を調達しており、自治体は4月7日からダミーデータを利用して動作を確認するという。

読み取り画面
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読み取り完了画面
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 VRSについては医師会などからの要望で「新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム(G-MIS)」のIDとパスワードでログインできるようにした。G-MISは全国の医療機関の稼働状況や医療資材などの状況を把握できるシステムで、将来はG-MISのID統合管理機能で「ワクチン接種円滑化システム(V-SYS)」や「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)」にもログイン可能にするという。