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 中国Huawei Technologies(ファーウェイ)は2021年3月30日、スイスのスマート農業に向けた同社の取り組みを紹介した。この活動には、スイス農業協同組合(fenaco)、スイス連邦農業試験場(Agroscope)、東スイス応用科学大学、および、スイス大手通信事業者Sunrise UPCが参加。持続可能な農業実現には技術革新が必要として、関連する技術開発と具体化に向けた活動を進めている。

出所:Huawei
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 リリースでは、ドローンと農業用ロボットを使って雑草除去管理を行う「Innosuisseプロジェクト」を紹介している。低遅延、大容量通信、大規模同時接続が可能な5Gとその他技術と組み合わせることで、環境に悪影響を及ぼす農薬の削減と天然資源の保全、農産物の収穫量増が可能になる一例とする。

 このプロジェクトでは、植物をドローンで撮影後、データを5Gでクラウドにアップロードしてリアルタイムに解析。その結果を基に、トラクターや農業用ロボットに雑草の情報を提供し、同時にGPSで位置情報も伝えることで、雑草除去を進めていく。殺虫剤の代わりに熱湯を使用するなどして、殺虫剤の使用量を最大90%削減できるとしている。

 撮影した植物の認識には、ニューラルネットワークと自己学習アルゴリズムを活用する。こうした処理には5Gの高速大容量通信が必須となる。自律動作する機器類の制御と監視も必要になるため、5Gの高い接続性も不可欠となる。

 今回の活動を進める5団体は、このInnosuisseプロジェクトのような、ビッグデータと5Gを使ったデータ駆動型農業が、将来のスマート農業への道を開くものになるとしている。農作業の自動化、デジタル化を推進しながら、農薬使用リスクなども低減し、効率的かつ持続可能な農業を実現するとしている。