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 厚生労働省は2021年4月8日、ワクチンの配送と接種状況を管理するシステム「V-SYS(ワクチン接種円滑化システム)」に不具合が生じていることを明らかにした。都道府県別の累計接種回数を集計・表示する機能が正常に機能せず、現在はこの機能を停止して運用しているという。

厚生労働省がV-SYSの不具合を説明した2021年4月8日開催の野党合同ヒアリング
厚生労働省がV-SYSの不具合を説明した2021年4月8日開催の野党合同ヒアリング
出所:立憲民主党のYoutube動画をキャプチャー
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 厚生労働省の担当者を招いて4月8日に開かれた野党合同ヒアリングで、野党からの質問に対して不具合を認めた。不具合は2021年4月1日や4月5日などに機能を追加した際に発生したという。医療機関がワクチン接種の実績数をシステムに入力する機能は通常通り運用しているが、改修部分に対するデータの接続で不具合が生じ、「正確な数字が表示できない恐れがあるため表示機能だけを停止した」(厚生労働省)としている。

 2021年4月12日は市区町村などで高齢者向けのワクチン接種が始まる。厚労省は不具合が解消できる時期は「持ち帰って検討する」とした。V-SYSの他の機能に不具合は生じてなく、ワクチン配送管理などに問題はないとしている。