PR

 米SIA(Semiconductor Industry Association:米国半導体工業会)は、2021年2月の半導体世界売上高を発表した(ニュースリリース)。前年同月比14.7%増の395億9000万米ドル(約4兆3300億円)だった(3カ月間の移動平均値、以下同)。ただし、前月比では1.0%減で、26カ月ぶりに乗った400億米ドルの大台からは1か月で滑り落ちた。

単月の半導体の世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移
単月の半導体の世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移
(出所:SIAおよびWSTS)
[画像のクリックで拡大表示]

 今回、半導体世界売上高の前年同月比が大きく伸びたのは、中国やアジア・太平洋地域での売上高の大幅増があったからだ。例えば、中国での売上高は、新型コロナウイルスの影響で、20年2月に前月比で7.5%減となった。大幅な売り上げ減に対して、SIAのPresident and CEOのJohn Neuffer氏は「新型コロナウイルスの影響が、ついに半導体の売上高統計にも表れるようになった」と述べていた。その後、中国も含めて世界の半導体売上高は順調に伸び、1年が経過した今回(21年2月)の中国の売上高は前年同月に比べて+18.9%と大幅に増加した。

世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移
世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移
(データ提供はSIAおよびWSTS、グラフ化は日経クロステック)
[画像のクリックで拡大表示]

 21年2月における、「アジア・太平洋を含むその他地域」の売上高は前年同月比18.2%増で、中国の売上高の伸びとほぼ同じだった。中国と「アジア・太平洋を含むその他地域」の2地域を合わせると、世界の売上高の約63%を占める(21年2月の値)。他の3地域(米州、欧州、日本)の21年2月における売上高の前年同月比は10%増を下回ったものの、世界全体では14.7%増と大きく伸びた。