サーバーワークスとインサイトテクノロジーは2021年4月15日、金融機関のデータベース（DB）をターゲットにした、AWSへの移行支援サービスの提供開始を発表した。AWSへの移行ノウハウを持つサーバーワークスと、DB関連技術に強いインサイトテクノロジーが協業し、6種類のサービスを提供する。
「AWSへのデータベース移行サービス」はオンプレミス環境で稼働しているDBに対しAWSへの移行計画の策定から本番移行までを実施する。同サービスに含まれるデータ統合／移行ツール「Qlik Replicate」は、移行元としてIBM Db2やHPE NonStop SQL、VSAMなど多様なデータソースをサポートしている。
移行先のDBは「データベース選定／設計サービス」で決める。AWS上のOracle DBといった商用製品だけでなく、Amazon RDS for PostgreSQL、Amazon RDS for MySQLなどオープンソース系DBも選択可能とする。
機密性の高いデータを多く扱う金融機関のDBを意識し、セキュリティー関連サービスも充実させた。「データマスキングソリューション提供サービス」は個人情報の匿名化や機密情報の秘匿化を実施。「データ暗号化ソリューション提供サービス」は暗号化の方式を決定したうえで実装までを担う。
「クラウドデータベースコスト削減コンサルティングサービス」では、クラウドへの移行やDBソリューションの最適化に伴うコスト削減効果の検証や提案を実施。DB監視ツール「PISO」などを活用した「データベース監査ソリューション提供サービス」も用意する。
