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 自動運転技術を手掛ける米国の新興企業Apex.AI(エイペックスAI)は2021年4月14日(現地時間)、トヨタ自動車グループで、ソフトウエアやスマートシティー開発を手掛けるウーブン・プラネット・グループ(Woven Planet Group)と提携したことを明らかにした。自動運転向けソフトウエアやソフトウエア開発キット(SDK)などからなるソフトウエアフレームワーク「Apex.OS」をウーブン・プラネットが利用しているという。ウーブンのソフトウエア開発環境「Arene(アリーン、またはエイリーン)」のソフトウエアスタックにApex.OSを統合して自動運転ソフトウエアの開発短縮を図る。

Apexの自動運転車
Apexの自動運転車
(出所:Apex)
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 Apex.AIは17年創業で、本社をカリフォルニア州パロアルトに構える。ドイツのミュンヘンやベルリンにも拠点を持つ。創業者2人はオープンソース「ROS」ベースのソフトウエア開発に従事してきた。Apex.OSはROSを基に、リアルタイム処理や機能安全などの機能を追加し、自動車分野で利用可能な安全性や信頼性を確保したとする。ROSはオープンソースだが、Apex.OSはサブスクリプション(継続課金)型のビジネスモデルを採る。

 今回の提携発表と合わせて、2つの事案を発表した。1つは、Apex.OSが機能安全規格「ISO 26262」で要求されるレベルの最高水準「ASIL-D」の認証を得たことである。認証獲得において、ドイツの評価機関TÜV NORDと協力した。

Apex.OSの概要
Apex.OSの概要
(出所:Apex)
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 もう1つは、ティアフォーとの提携である。同社 創業者でCEOの加藤真平氏は自動運転向けオープンソースソフトウエア「Autoware」の生みの親として知られる。同社は、自動運転に向けたさまざまなソフトウエアやハードウエアなどを統合し、自動運転車を実現する企業である。最近ではロボタクシーの開発に注力している。ただし、提携内容の詳細は明らかにしていない。

ティアフォーが試作したロボタクシー
ティアフォーが試作したロボタクシー
ティアフォーのオフィスそばで撮影(撮影:日経クロステック)
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