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 米国の新興企業NFTは2021年4月15日(現地時間)、開発中の「空飛ぶクルマ」の新デザインを発表した。フルスケール機を作製し、22年のデモ飛行を目指す。特別限定版の予約を開始し、26年までに顧客に届けること目標に掲げている。

 空飛ぶクルマと呼ばれるような小型航空機は大別して、地上走行が可能なタイプと走行しないタイプの2種類がある。現在、後者の機体を開発する企業が多いが、NFTが手掛けるのは前者のタイプである。地上では電気自動車(EV)として走行し、空では垂直離着陸(eVTOL)機、あるいは短距離離着陸(STOL)機として飛行する。機体の名称は「ASKA(アスカ)」で、これまでいくつかの機体デザインを発表してきた。今回披露したものが最新版である。

 機体は4人乗り。飛行距離として最大250マイルを目指す。操縦するには、パイロットの訓練が必要だとする。ただし、操縦支援技術を導入し、操縦しやすくするという。自動車のように地上を走行可能で、固定翼部などを折り畳むことで自宅の駐車場や路上などに駐車できるサイズにする予定だ。

飛行モードの状態(出所:NFT)
ASKAのイメージ
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コックピットのイメージ
コックピットのイメージ
飛行モードの状態(出所:NFT)
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 特別限定版の価格は78万9000米ドル。予約リストに登録するために5000米ドルを支払う。機体価格には、パイロットライセンス取得のためのトレーニング費用も含まれるという。

 NFTは、カプリンスキー真紀氏と、夫のガイ・カプリンスキー氏が2018年に設立した企業である。本社は、カリフォルニア州ロスアルトスにある。今回の発表に合わせて、ロスアルトスのダウンタウンにショールームを開設した。