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 米Google(グーグル)は2021年4月20日(米国時間)、同社における「脱炭素」の進捗状況を発表した。同社は2030年までにデータセンター(DC)やオフィスなどを二酸化炭素を排出しないカーボン・フリー・エネルギーで24時間365日運営する目標を掲げているが、既に5カ所のDCでその目標をほぼ達成したとする。

 進捗状況はSundar Pichai(スンダー・ピチャイ)CEO(最高経営責任者)名義のブログで発表した。グーグルは脱炭素の取り組みを3つのステップに分類している。第1ステップは自社が排出する二酸化炭素に相当するカーボンオフセット(二酸化炭素排出権)を購入する「カーボンニュートラル」で、グーグルは2007年になし遂げた。第2ステップは同社の年間電力使用量に相当する再生可能エネルギーを購入する「100%リニューアブル(再生可能エネルギー)」で2017年に達成した。そして第3ステップとしてDCやオフィスが消費する電力を常時クリーンエネルギーでまかなう「24/7 カーボンフリー(24時間365日脱炭素)」を2030年までに達成するとする。

 DCの消費電力は季節や1日の間の時間帯によって大きく変動する。DCの最大消費電力をクリーンエネルギーでまかなえるようにしなければ、24時間365日の脱炭素は実現できない。ピチャイCEOはブログで「カーボンフリーは量子コンピューターや自動運転車の開発に匹敵する野心的な目標だ」と述べている。

 それでも今回、デンマークやフィンランド、米国のアイオワ州、オクラホマ州、オレゴン州のDCで、ほぼ100%または90%の24時間365日脱炭素を達成したと発表している。DCの脱炭素は、使用する電力を風力発電や太陽光発電によるものに切り替えたり、データセンターのバックアップ電源をディーゼル発電機からバッテリーに移行したりすることによって達成した。