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 韓国Samsung Electronics(サムスン電子)は2021年4月20日、同社のCバンド(3.7G~4.2GHz)対応ネットワークソリューションを発表した。米国の事業者を中心に、中周波数帯での高度な5Gサービス提供を支援するとしている。

出所:Samsung
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 米国では、2021年初頭にFCC(Federal Communications Commission、連邦通信委員会)が、3.7GHzから3.98GHzまでの帯域幅280MHzの周波数帯オークションを実施している。今回、これらを含む周波数帯を対象に、下記のソリューションを提供する。

出所:Samsung
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 ・Massive MIMO対応無線装置:今回米国で競売対象となった全周波数帯域をサポートする、3Dビームフォーミング機能を備えるMassive MIMO対応無線装置。前世代製品と比べて、帯域幅容量が3倍、出力電力が2倍となり、設置も容易という。既に市販されており、数千台が米国に出荷されている。

 ・屋外無線装置:バイセクターモードまたはトライセクターモードで動作する8つのアンテナを備えた、軽量で小型の8T8R無線装置。郊外での運用に適している。2021年後半からの販売開始を予定している。

 ・マイクロ波無線装置:さまざまな環境やシナリオに対応する、高密度都市環境向けマイクロ波無線装置。都市部の電柱などに簡単に設置でき、カバレッジホールの解消や、より効率的な5Gカバレッジ拡張が可能となる。2022年初頭の販売開始を予定。

 ・屋内マイクロ波無線装置:Samsungが2020年に発表した屋内ソリューションLinkシリーズのCバンド拡張版。屋内での5G利用をサポートする。既存のDAS(Distributed Antenna Systems、分散アンテナシステム)を持つ公共施設などではLink Hub、それ以外の場所では屋内無線とハブ機能を備えるアクティブアンテナソリューションLink HubProと使い分けることで、屋内の5Gカバレッジを確保する。2022年初頭の販売開始を予定している。

 ・ Cバンドネットワーク最適化ツール:2つのCバンド運用管理ソリューションを提供する。1つは衛星地球局(衛星との通信のために設置された地上の無線局)と基地局間の干渉防止ソリューション。Cバンドネットワーク強化に貢献する。既に販売中。もう1つはTDDネットワーク内干渉管理ソリューション。Cバンドネットワークの性能改善に貢献する。2022年初頭の販売開始を予定。