ソフトバンク子会社のBOLDLY(東京都千代田区)は2021年4月27日、自動運転バスの運行に際して「保安要員」を撤廃したと発表した。「運転手」の1人を乗せれば運行できて、人件費の削減につながる。国土交通省などの関係省庁と合意した。自動運転バスの普及に追い風となる。

茨城県境町で走るハンドルのない自動運転バス(撮影:日経クロステック)
茨城県境町で走るハンドルのない自動運転バス(撮影:日経クロステック)
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 BOLDLYが運行管理する茨城県境町の自動運転バスの走行において、21年4月から保安要員をなくした。ハンドルのない自動運転バスを運行するには、国土交通省が18年に公布した基準緩和認定制度を活用する必要がある。これまで認定を受けるには「運転手」に加えて「保安要員」の乗車が必要で、多額の人件費がかかっていた。国交省はこのほど、「保安要員」がいなくとも安全に運行ができるめどが立ったと判断し、BOLDLYの認定更新に際して保安要員の要件を撤廃した。

 境町は、フランスNAVYA(ナビヤ)製の自動運転バスを20年11月から町内で走らせている。5年間分の運行や維持の費用を含めて5億2000万円と多額の予算を確保していた。その大半を人件費が占めているといわれる。