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 富士通は2021年4月28日、2021年3月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高に当たる売上収益は前期比6.9%減の3兆5897億円、営業利益は同25.9%増の2663億円と減収増益だった。リモートワークの推進や文部科学省の掲げるGIGAスクール構想などに伴うPC特需の反動減がマイナス要因となったが、5G基地局整備に必要な電子部品などが好調に推移した。

 2021年3月期の営業利益は、2021年1月時点の予想から293億円増加した。富士通の時田隆仁社長はこの点について「新型コロナウイルスの影響により売上収益は減少したものの、サービスビジネスへのシフトや効率化などを進めることで、2020年度は過去最高の営業利益、当期利益を達成した」と説明した。

 2022年3月期の通期業績予想については「増収増益を目指す」(時田社長)とした。売上収益は3兆6300億円、営業利益は2750億円、純利益に相当する当期利益は2050億円とした。磯部武司執行役員専務兼CFO(最高財務責任者)は「新型コロナにより延伸したプロジェクトの再開やDX(デジタルトランスフォーメーション)に対する需要を捉えることで、本業のテクノロジーソリューションは2020年度と比べて売上収益を105%伸長させる」と意気込みを述べた。