PR

 日立製作所は2021年4月28日、2021年3月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高に当たる売上収益は前期比0.4%減の8兆7291億円、調整後営業利益は同25.2%減の4951億円で減収減益だった。新型コロナウイルス禍を背景に事業環境が厳しいなかで、ITセグメントが業績を下支えした。

 ITセグメントの売上収益は前期比2%減の2兆487億円、調整後営業利益は同8%増の2694億円だった。調整後営業利益は過去最高を更新した。北米やインドなどで新型コロナ禍のマイナス影響を受けたが、デジタルトランスフォーメーション(DX)需要の取り込みやコスト管理の徹底により、営業利益率で過去最高の13.2%を確保した。

 日立の河村芳彦執行役専務CFO(最高財務責任者)は「引き続きITセグメントが会社全体の業績をけん引している」との見方を示した。

 注力するIoT(インターネット・オブ・シングズ)関連のLumada事業については、売上収益が前期から7%増えて1兆1100億円だった。米グローバルロジック(GlobalLogic)買収などを追い風に、2022年3月期の売上収益は前期から4割超増えて1兆5800億円を見込む。日立の東原敏昭社長は「Lumadaを軸にしたデジタルプラットフォームを構築する」と力を込めた。