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 半導体受託製造大手の米GLOBALFOUNDRIESは、2021年4月26日に本社をニューヨーク州マルタにある工場「Fab 8」に移転した(ニュースリリース)。以前は、本社をカリフォルニア州サンタクララに置いていた。

左はGLOBALFOUNDRIES CEOのTom Caulfield氏で、右は米国上院議員で多数党院内総務を務めるChuck Schumer氏
左はGLOBALFOUNDRIES CEOのTom Caulfield氏で、右は米国上院議員で多数党院内総務を務めるChuck Schumer氏
(出所:GLOBALFOUNDRIESのYouTube動画からキャプチャー)
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 本社の移転は、同社CEOのTom Caulfield氏と米国上院議員で多数党院内総務を務めるChuck Schumer氏が登壇した、Fab 8でのオンサイト会見で発表された。Fab 8は同社の主力工場であり、過去10年間に合計で150億ドル以上を投資してきた。21年には当初予定の2倍に当たる5億ドルを投資の予定とする。

 Caulfield氏はFab 8への本社移転の理由として、「主力工場の強化によって世界的な半導体需要の高まりに応えるという我々の姿勢」と述べた。ただし、今回の会見に多数党院内総務のSchumer氏が登壇したことから透けるように、連邦政府とのつながりを深めないという思いがあるだろう。バイデン政権は米国内での半導体増産に意欲的であり、同社もこれに応じた動きを取るには、本社をワシントンDCに近いFab 8内に置く方が優位と判断したと思われる。

 同社は09年に米AMD(Advanced Micro Devices)の製造部門がスピンアウトする形で創業した。当初の本社は、カリフォルニア州サニーベルにある元AMDのデザインセンターに置かれていた。その後、建物が手狭になったため、13年にサンタクララに移転した。なお、今回の本社移転後もサンタクララのオフィスは維持され、シリコンバレーの顧客への対応などに当たる。