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 米SIA(Semiconductor Industry Association:米国半導体工業会)は、2021年第1四半期(Q1:1月~3月)の半導体世界売上高を発表した(ニュースリリース)。Q1の売上高は前年同期比17.8%増の1231億米ドル(約13兆4300億円)だった。WSTS(World Semiconductor Trade Statics:世界半導体市場統計)が20年12月に発表した21年通年の半導体世界売上高の成長率は8.4%増であり、Q1の17.8%増はこれを大きく上回った。昨今の旺盛な半導体需要が統計でも明らかになった格好だ。

 SIAは毎月恒例の単月の半導体売上高も発表している。21年3月の半導体世界売上高は2か月ぶりに400億米ドルを超えて、410億5000万米ドル(約4兆5000億円)だった(3カ月間の移動平均値、以下同)。単月の半導体世界売上高は21年1月に26カ月ぶりに400億米ドルの大台に乗ったものの、翌月(21年2月)には滑り落ちていた。

単月の半導体の世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移
単月の半導体の世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移
(出所:SIAおよびWSTS)
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 21年3月の半導体世界売上高は前年同月比で17.8%増、前月比では3.7%増である。大きな伸びをけん引したのは中国市場で、前年同月比25.6%増、前月比でも5.3%伸びた。中国以外の市場で前年同月比が2ケタ増だったのは「アジア太平洋などのその他市場」と日本市場で、それぞれ19.6%増、13.0%増である。なお、前月比成長率が最も高かったのは欧州市場で中国市場を0.5ポイント上回る5.8%増だった。地域別で売上高が最も小さいのは依然として日本市場であり、32億6000万米ドル(約3500億円)と世界市場の8%を占めるにとどまる。

世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移
世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移
(データ提供はSIAおよびWSTS、グラフ化は日経クロステック)
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