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 韓国Samsung Electronics(サムスン電子)は2021年4月26日、同社が世界初とする3GPP準拠の公共安全用LTE(public safety LTE、PS-LTE)ネットワークを、同国の大手通信事業者各社と協力して、韓国全土に配備したと発表した。700MHz帯を使用する。警察や消防、緊急時医療サービスや軍など330超の公共安全関連団体に向け、迅速かつ信頼性の高い接続を提供するとしている。

出所:Samsung Electronics
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 今回のPS-LTEネットワークにおいて同社は、そのインフラから端末に至るまでのソリューションを提供。韓国全土への展開に向けては、さまざまな公共安全関連団体の相互接続を実現するため、統一したプラットフォームを用意し、リアルタイムアクセスや通信機能強化も行っている。2018年より構築を開始し、2021年3月に韓国全土への配備を完了。同じく700MHz帯で動作する海運向けLTE-Maritime(LTE-M)や鉄道向けLTE-Railway(LTE-R)とも相互接続されているという。

出所:Samsung Electronics
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 今回のPS-LTEでは、MCPTT(Mission-Critical Push-to-Talk)システムに、ネットワークから多数の端末に同時配信を行うeMBMS(evolved Multimedia Broadcast Multicast Service)を搭載。これにより、1つのセル内で最大2500台の端末に向けた送信が可能になる。これは前世代の2倍以上に相当する。

 Samsungではこのほか、次世代の公共安全ネットワークに向けた開発も進めており、2020年には、世界初とするクラウド上でのMCPTX(Mission-Critical Push-to-X)ビデオ電話デモも披露。現在は、5GでのMCPTX標準化に向けた活動を進めている。

 同社の最新ミッションクリティカルネットワークソリューション詳細については、下記ホワイトペーパー「Mission-Critical Network Solutions」に掲載されている。

 関連ホワイトペーパーのダウンロードサイト:Mission Critical Network Solutions