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 NTT東日本とNTT西日本は2021年5月9日、ワクチン接種の予約を受け付ける地方自治体の電話番号に着信制限をかけると発表した。2021年5月10日から予約を受け付ける東西それぞれ約100市区町村、全国で約200市区町村の電話番号が対象。5月6日から一部自治体で措置を取っていたが、5月10日からは新たに携帯電話事業者4社と連携し、携帯電話からの発信にも対策を取る。

 緊急通話を含む固定電話全体のつながりやすさを維持するためという。従来もチケット予約など大量の発信が予想されるイベントでは対策を取っており、今回も同様に通信網の設定で着信を制限する。

特定電話番号への着信を制限する制御のイメージ
特定電話番号への着信を制限する制御のイメージ
画像出所:NTT東日本
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 具体的には、着信側の電話回線数を大きく超えてその電話番号への発信が発生した場合は着信側の加入者交換機に接続しようとせず、発信側の加入者収容装置で「ただいま電話回線が混み合っています」といったトーキ音声に早めに切り替える。これにより中継回線がひっ迫して、他の通話がつながりにくくなることを避ける。つながらない発信を効率的に処理する対策であり、自治体側が用意した電話番号そのものにつながりにくくする措置ではないという。

 同様の措置は5月6日から一部自治体の電話番号ですでに実施していたが、固定電話からの発信にしか対応していなかった。5月10日からはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯4社と連携して着信制限をかける。携帯電話からの発信も、自治体の回線数を大きく超える場合には携帯電話事業者側の設備でトーキ音声に切り替える。