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 関東甲信越地方の1都7県の生活協同組合で組織するコープデリ生活協同組合連合会は2021年5月10日、生鮮食品などを扱う宅配サービスで大半の商品が配送できない状況になっていると公表した。原因は5月10日週から本番運用を予定していた新物流システムへの切り替えでシステム障害が発生したことにある。5月11日以降の早期にサービスを正常に戻すべく現在も復旧作業を進めているが、「復旧時期は未定」(広報)という。

 サービスがほぼ止まったのは、注文した生鮮食品などを週に1回宅配する「ウイークリーコープ」。同サービスで扱う大半の商品配送を管理する新物流システムを5月5日に稼働させたが、複数のシステムエラーが発生した。復旧に努めたものの、契約世帯に届ける商品の箱詰めを指示する「集品セットデータ」を配送予定の5月10日までに作成できなかった。他の物流システムで扱っていた一部の商品や、調理した食事を宅配する「デイリーコープ」は宅配できているという。

システム障害に関するおわびをトップページに掲出した
システム障害に関するおわびをトップページに掲出した
(出所:コープデリ生活協同組合連合会)

 コープデリ連合会は「約1年をかけて新システムへの移行を準備し、テストを繰り返した」(広報)とする。だが本番環境で不具合が発生した。原因は究明中で、開発ベンダーは非開示としている。

 契約世帯には、復旧が間に合わないと判断した5月9日夜から10日朝にかけて、大半の商品が宅配できない旨を連絡した。配送できなかった商品はシステム復旧後に配送することはせず、返金処理で対応する。曜日ごとに契約世帯への配送ルートが決まっており、仮に5月11日にシステムが復旧してもトラックなど物流リソースを割り当てられないと判断したという。