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 資生堂は2021年5月11日、アクセンチュアとデジタルやIT関連業務を手掛ける合弁会社を設立すると発表した。新会社はアクセンチュアからデジタルに関する人材や知見を取り込み、デジタルマーケティングのほか、グローバル標準の業務運営やクラウドを活用したIT基盤の整備に取り組む。

 2021年7月に新会社「資生堂インタラクティブビューティー」を設立する予定だ。資本金は1億円で、資生堂が過半を出資する。資生堂やアクセンチュアからの出向者を含めて、社員数は約250人を想定する。資生堂でチーフインフォメーションテクノロジーオフィサーを務める高野篤典エグゼクティブオフィサーが新会社の社長に就く。

 資生堂の魚谷雅彦社長兼CEO(最高経営責任者)は2021年5月11日にオンラインで開いた記者会見で、「デジタルトランスフォーメーション(DX)でビューティー市場に革新をもたらす」と力を込めた。アクセンチュアのジュリー・スウィートCEOは「DXで(資生堂の)個々の強みをさらに引き出したい」と語った。

資生堂の魚谷雅彦社長兼CEO(左)とアクセンチュアのジュリー・スウィートCEO
資生堂の魚谷雅彦社長兼CEO(左)とアクセンチュアのジュリー・スウィートCEO
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 例えば、店頭やオンラインでの顧客の肌診断やバーチャルメーキャップのデータと、購買や研究開発などのデータを組み合わせて分析し、1人ひとりの顧客に合わせたカウンセリングや商品・サービスの提案ができるようにする。「クラウドファースト」の方針の下、既存システムのクラウド移行も推進し、IT投資や維持コストの効率も高める。

 資生堂とアクセンチュアは2021年2月、DX関連での戦略的提携で合意していた。