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 CureApp(東京・中央)は2021年5月10日、アルコール依存症治療アプリの臨床試験を始めると発表した。アルコール依存症の早期支援に取り組む岡山市立総合医療センター 岡山市立市民病院で5月下旬から実施し、まず少人数を対象に有効性を確かめる。その後、大規模に症例を集めて製造販売承認申請を目指す。

 日本におけるアルコール依存症患者は約107万人いると推定されているが、認知行動療法や薬物療法などの専門的治療を受けているのは5万人程度で、未治療患者が多いという課題がある。専門の医療機関が少ないことに加え、患者が専門医療機関の受診に気後れするといった原因が指摘されている。

 CureAppはアルコール依存症治療アプリの開発を通じ、専門の医療機関でなくてもアルコール依存の治療が始められることを目指す。研究責任医師である岡山市立総合医療センター 岡山市立市民病院消化器内科の能祖一裕氏は「内科などで気軽にアルコール依存症治療を受けられるようになれば、 患者の孤独な戦いを支援することが可能になる」とコメントしている。