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 FRONTEOは2021年5月12日、骨折リスクを予測するAI(人工知能)医療機器の開発を始めたと発表した。独自の自然言語処理AIエンジン「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)」を使い、電子カルテの情報を分析する。骨折リスクの高い患者を事前に見つけ出すことで、寝たきり状態や認知症進行にもつながる骨折の予防につなげる。

 開発する新システムでは、電子カルテに記載された日々の看護記録や薬の服用情報などを一定期間ごとに読み込み、骨折の原因となる転倒などのリスクを予測する。医師や看護師は分析結果を基に、リスクの高い患者に対して通常以上に注意を払った対応を取ることができるようになる。

 2021年1月には東京都から第一種医療機器製造販売業の許可を取得した。これまではAIベンダーとして開発したシステムをユーザー企業に提供する立場だったが、許可取得により自社で医療機器の臨床開発や製造、販売までを完結できるようになった。世界初の言語系AI医療機器の薬事承認取得を目指し、2021年4月から「会話型 認知症診断支援AIシステム」の臨床試験も進めている。