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 ドイツOpel(オペル)は2021年5月17日、充電可能な2次電池を搭載した燃料電池小型商用車「Vivaro-e HYDROGEN」を発表した。エンジン車と同等の5.3~6.1m3の荷室容量を持ち、水素燃料の補給時間をエンジン車と同程度にすることで、利便性の高いゼロエミッションの商用車を実現した。リュッセルスハイムの工場で生産し、2021年秋から顧客企業に納車を始める予定。

Opelの燃料電池小型商用車「Vivaro-e HYDROGEN」
Opelの燃料電池小型商用車「Vivaro-e HYDROGEN」
(写真:Opel)
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 Vivaro-e HYDROGENは、同社の電気自動車(EV)の「Vivaro-e」をベースに開発した。出力が45kWの燃料電池システムをフロントのエンジンルームにある駆動用モーターに接続し、EVで大量に搭載していた床下の2次電池を700barの水素燃料タンク3個に置き換えた。さらに前席下にLiイオン2次電池を搭載する。ボディの設計変更はない。カーボンファイバー製のタンクに水素を充填する時間は約3分で、エンジン車の燃料補給時間と同程度である。積載量は1100kgになる。