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 中国Huawei Technologies(ファーウェイ)は2021年5月14日、China Unicom(中国聯合通信)北京支社と連携して進める北京5G化計画の一環として、北京国家体育場内に構築したギガビット5G屋内ネットワークを公開した。「2021 World Telecommunication and Information Society Day(WTISD、世界電気通信・情報社会デー)」記念式典にて披露した。300MHzの帯域幅と分散型Massive MIMO技術を使ったHuaweiの5G小型屋内向け基地局「LampSite」により、屋根付きスタンド席の9割の場所にて、1Gビット/秒超の通信が可能になるとしている。

出所:Huawei
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 鳥の巣という通称で知られ、2022年北京冬季五輪の開会式会場にもなるこの北京国家体育場は、延べ床面積25万8000m2の広さを持ち、9万1000人を収容できる。こうした場所で観客が一斉に写真や動画を共有した場合には、膨大なデータ通信量が必要となる。また、AR技術の向上などにより、今後さらに多様なコンテンツやサービスの提供が始まることも予想される。

 こうした状況に対応するため、China UnicomとHuaweiは帯域幅300MHzに対応する5G小型屋内向け基地局を使ったネットワーク環境を構築。今回のフィールドテストでは、3.3~3.5GHz帯の300MHz幅を使った下り通信でのピーク時スループットとして、12Gビット/秒を確認。上りリンク時の速度も改善し、通信が混雑するスタジアム内でも大容量通信が可能になったとしている。

 また、分散型Massive MIMO技術を活用することで、屋内でのビームフォーミングとマルチユーザーMIMOも可能にし、5Gネットワーク容量とユーザーエクスペリエンス両方を強化。複数セル間の干渉をなくし、5Gカバレッジ内のほとんどの場所で高速高品質なネットワークを提供するとしている。今回のフィールドテストでもユーザーの認識する通信速度を3割以上改善し、移動中のユーザーにも安定的にギガビットレベルの通信を提供できることを確認している。