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 ジャパンケーブルキャストと同社子会社である沖縄ケーブルネットワーク(OCN)は2021年5月31日、パナソニック システムソリューションズ ジャパンの技術を活用し、FTTHインフラに適したIP放送のソリューションとして業界標準のACASを利用する共同実証実験を実施すると発表した。実証実験は、OCNが2021年夏に構築するFTTHエリアで行う。

 実証実験では、ジャパンケーブルキャストが2019年に提供を開始したJC-HITS(ACAS)の信号(多チャンネル放送のケーブルテレビ局への配信信号)を、OCNの局舎に設置するパナソニックの開発システムでIP放送方式の信号に変換する。FTTH区間では、IPv6マルチキャストで伝送される多チャンネルIP放送の信号と、以前からのRF伝送で送られる地上波やBS放送などの信号を送信する。加入者宅では、パナソニックのセットトップボックス(STB)1台でIP放送とRF放送の両方の信号をハイブリッド受信して評価する。

全体システムの構成
全体システムの構成
(発表資料から)
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 ACASは、新4K8K衛星放送で導入された視聴制御および著作権保護の方式で、ケーブルテレビの多チャンネル放送においても利用されている。今回の実証実験は、FTTHでIPv6マルチキャスト伝送を行える環境を整えて、ケーブルテレビ事業者がACAS採用時の1方式として選択できるソリューションを確立することが目的。実験での各種評価を下に実用化を判断し、サービス提供手法などの検証などを進め、2022年度のサービス化を目指す。

発表資料