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 米国の料理宅配最大手ドアダッシュは2021年6月9日、日本市場に参入し、宮城県仙台市でサービスの提供を始めたと発表した。同社は米国で地方都市の宅配ニーズを開拓することでシェアを拡大してきた。「都市と郊外の特性を併せ持つ」(ドアダッシュジャパン山本竜馬代表)という仙台市でのサービス運営を通じて日本市場におけるノウハウを蓄積し、将来のエリア拡大につなげる考えだ。

 消費者はドアダッシュの注文用アプリまたは飲食店のWebサイトを通じ、フードデリバリーやテークアウトを注文できる。「Dasher(ダッシャー)」と呼ばれるギグワーカーの配達員が料理を届ける。同社は競合他社との違いとして、加盟店が自社サイトにドアダッシュのオンライン注文機能を組み込める点などを挙げた。現在の登録店舗数や配達員数は非公表とした。

 同社は最初の参入都市に仙台市を選んだ理由として、100万人以上の人口を抱える大都市にもかかわらず、フードデリバリーの普及率が低い点を挙げた。山本代表は「米国(事業)のコピー&ペーストでは厳しい部分を見極め、宮城県でドアダッシュを浸透させたい」と意気込みを語った。

 同社は2013年に米国で設立し、2020年12月にニューヨーク証券取引所に上場した。これまで米国、カナダ、オーストラリアでサービスを展開し、アジアでは日本が初の進出となる。米ドアダッシュのトニー・シューCEO(最高経営責任者)はビデオメッセージで、「日本でも地域経済の成長に貢献したい」と話した。