PR

 みずほ銀行の藤原弘治頭取が月内にも退任する方向で調整していることが2021年6月11日までに分かった。持ち株会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)は藤原氏が頭取を退き、同行会長に就く人事を2月に発表していたが、藤原氏の会長就任も取りやめる。同行は短期間のうちに4回もシステム障害を起こしており、経営責任を明確にする。

みずほ銀行の藤原弘治頭取
みずほ銀行の藤原弘治頭取
(撮影:日経クロステック)
[画像のクリックで拡大表示]

 みずほFGの坂井辰史社長らについては、役員報酬を大幅に減額するなどの処分を下す方向で検討している。みずほFGの「システム障害特別調査委員会(第三者委員会)」は一連のシステム障害に関する報告書を近くまとめる予定で、その内容も踏まえて最終判断する。

 金融庁はみずほFGとみずほ銀行に対して、業務改善命令を含む行政処分を下す検討に入ったとされる。

 みずほ銀行は2021年2月以降、2週間の間にシステム障害を4回起こした。2月28日のシステム障害では、自行ATMの7割超に相当する4318台が一時停止した。ATMがキャッシュカードや通帳を取り込んだままになり、顧客を店舗などで長時間待たせる事態を招いた。