PR

 全日本空輸(ANA)のWebサイトやスマートフォンアプリで2021年6月12日の夕方から発生していたシステム障害は、6月14日の午前7時20分に全面復旧した。ただ、同社はシステム障害の原因については依然として「調査中」としている。

ANAが平子裕志社長名で掲出した、システム障害のおわび
ANAが平子裕志社長名で掲出した、システム障害のおわび
(出所:ANA)
[画像のクリックで拡大表示]

 システム障害が発生したのは6月12日の午後5時25分ごろ。Webサイトやスマホアプリで国内線・国際線の航空券予約やツアー予約、マイレージなどの機能にアクセスできない状態となっていた。翌6月13日の朝までに国内線の航空券予約やツアー予約などは復旧したが、国際線やマイレージなどはアクセスできない状態が続いていた。その後、「データベースをリカバリーし、サービスを順番に立ち上げ直して復旧させた」(広報)としている。

 同社はシステム障害が長期化したことを受け、6月14日未明に平子裕志社長名のおわびをWebサイトに掲載した。原因については「引き続き調査中で、特定には時間がかかる見通し」(広報)としている。同社において影響が長期化したシステム障害としては、国内線の旅客系基幹システム「able-D」がスイッチのバグで停止し、539便の欠航・遅延により7万2100人に影響した2016年3月22~23日の事案がある。また、格安航空会社(LCC)子会社のPeach Aviation(ピーチ、大阪府田尻町)では、旅客系基幹システムの予約系モジュールがクラウドサーバーのマルウエア感染により6日強停止するトラブルが2021年4月21~27日に発生している。

 今回は基幹系システムではなくWebサイトやスマホアプリの予約機能に関する周辺システムの障害とみられ、電話や空港カウンターでは通常通り予約関連の手続きが可能だったほか、航空便の運航にも影響は出ていない。