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 フランスRenault Groupe(ルノーグループ)は2021年6月9日、完全子会社のRenault ElectriCity(ルノーエレクトリシティ)を設立したと発表した。新会社は、オー・ド・フランス地域にあるドゥエー、モブージュ、リュイッツの3工場をまとめ、電気自動車(EV)の生産拠点に再編したもの。ルノーグループは、2025年までに新会社の年間EV生産能力を40万台まで高め、欧州で最も競争力が高く効率的なEV生産拠点になることを目指すとしている。

オー・ド・フランス地域の既存工場をEV生産拠点に再編
オー・ド・フランス地域の既存工場をEV生産拠点に再編
(写真:Renault Groupe)
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 新会社の3工場合わせた雇用は約5000人となる。さらに2022年から2024年末までに700人を新規雇用する計画だ。新規雇用は、ドゥエー工場とモブージュ工場でそれぞれ350人ずつとなる予定。

 ドゥエー工場では、ルノー・日産自動車・三菱自動車アライアンスの新しいEVプラットフォーム「CMF-EV」を使った初めてのEV「Mégane E-Vision」の生産を2021年中に始める。また、CMF-EVプラットフォームを使った新しいCセグメント車の生産も手掛ける予定。そのほか、Bセグメント用の新しい電動プラットフォームに対応した設備も導入する。

新会社Renault ElectriCityのロゴ
新会社Renault ElectriCityのロゴ
(出所:Renault Groupe)
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 モブージュ工場では、ガソリンエンジン車の新型「Kangoo」及び「Kangoo Van」を生産する一方で、2022年からEVの「Kangoo E-Tech Electric」の生産を開始する。リュイッツ工場は、主に電動部品を生産する。また、ルノーグループとしては、電池やEV部品を製造するパートナーの工場を3工場の近くに配置するように努めるという。

 オー・ド・フランス地域には、こうしたEVバリューチェーンを通して、自動車の生産に必要なノウハウや資産が揃っている。ルノーグループの研究開発部門は地元の大学と連携して各種のトレーニングスキームを構築する。また、スタートアップ企業や専門企業に対するインキュベーターとしての取り組みも進めていくという。