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 三菱電機は、耐圧が2.0kVと高いIGBTモジュール「IGBTモジュールTシリーズスタンダードタイプ」を開発し、2021年6月30日に販売を開始する ニュースリリース 。入力電圧が+1.5kVの電力変換器に向ける。同社によると、「これまで+1.5kV入力の電力変換器には、1.7kV耐圧のIGBTモジュールが使われていたが、入力電圧の変動が大きい場合などは対応が困難だった。そこで今回、業界で初めて、2.0kV耐圧品を市場投入した。電力変換器の設計を簡易化できると同時に、小型化と電力損失の低減を図れる」という。

耐圧が2.0kVと高いIGBTモジュール
耐圧が2.0kVと高いIGBTモジュール
(出所:三菱電機)
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 太陽光発電システムや風力発電システムなどの再生可能エネルギーを用いた分散電源の内部に搭載されるインバーター装置やDC-DCコンバーター装置などに向ける。「欧州における安全評価基準である低電圧指令では、電力変換器の上限電圧は+1.5kVに設定されている。このため、+1.5kV入力に対応したインバーター装置やDC-DCコンバーター装置の需要が高まっている」(同社)という。

 新製品の型番は「CM400DY-40T」。IGBTとダイオードをそれぞれ2個使用し、ハーフブリッジ回路を構成した「2in1」タイプである。定格電流は400A。絶縁耐圧は±4kVRMSを確保した。モジュールの実装面積は80mm×110mm。IGBTは、同社独自の素子構造「CSTBT:Carrier Stored Trench Bipolar Transistor」を採る第7世代品。ダイオードは同社独自のRFC(Relaxed Field of Cathode)ダイオードである。サンプル価格は3万7400円(税込み)である。