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 エイブリックは、外形寸法が3.0mm×2.0mm×0.5mmと小さい8端子HSNTパッケージに封止した車載機器向けハイサイドスイッチICを発売した ニュースリリース 。ハイサイドスイッチを1個収めた1チャネル品である。入力電圧範囲は+4.5〜36.0V。最大出力電流は600mAである。「+36V動作、600mA出力の車載向けハイサイドスイッチICとしては業界最小の実装面積を実現した」(同社)という。

3.0mm×2.0mm×0.5mmと小さい車載機器向けハイサイドスイッチIC
3.0mm×2.0mm×0.5mmと小さい車載機器向けハイサイドスイッチIC
(出所:エイブリック)
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 車載カメラや車載アンテナなどと電子制御ユニット(ECU)を結ぶハーネスの接続診断とトラブル発生時の対応に向ける。具体的には、新製品が備える電流モニター機能により、ハーネスに短絡や断線、過電流などのトラブルが発生していないかをチェックする。トラブル発生を確認した際は、負荷を切り離す。こうすることでECUの誤動作や破損を防止する。自動車業界の生産部品承認プロセス(PPAP)に対応できる。車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100」は取得予定である。

 現在、車載向けハイサイドスイッチICとして、1つのパッケージに4個のハイサイドスイッチを収めた4チャネル品が競合他社から製品化されている。同社によると、「4チャネル品は1チャネル当たりの実装面積が比較的小さく、ECUを小型化できるとして重宝されている。しかし基板上の部品配置が制約されるため、設計自由度が低くなるという課題があった。新製品の実装面積は、4チャネル品の1チャネル当たりの実装面積よりも小さい。このため基板の小型化に加えて、設計自由度を高めることが可能になる」という。

新製品と4チャネル品を使った場合の比較
新製品と4チャネル品を使った場合の比較
今回の新製品は、競合他社が製品化している4チャネル品と比べて、1チャネル当たりの実装面積が小さい。このため基板の小型化と設計自由度の向上を図れる。(出所:エイブリック)
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 新製品の型番は「S-19683シリーズ」である。オン抵抗は0.6Ω(標準値)。サーマルシャットダウン機能や過電圧検出機能、低電圧ロックアウト(UVLO)機能などを備える。このほか、最大出力電流が300mAの「S-19682 シリーズ」も併せて発売した。パッケージは、S-19683シリーズと同じ。2製品の主な仕様は下表の通りである。どちらの製品も、すでに販売を始めている。価格は明らかにしていない。

新製品の主な仕様
新製品の主な仕様
(出所:エイブリック)
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