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 ドイツAudi(アウディ)は2021年6月22日、26年以降に発売する新型車は全て電気自動車(EV)にすると発表した。エンジンを搭載する新型車の最終モデルを25年に生産開始する予定で、33年にはエンジン車の世界販売をやめる(図1)。ただし、中国市場はこの戦略から除外する可能性を残す。

図1 脱エンジンに向けたロードマップ
図1 脱エンジンに向けたロードマップ
最後の新型エンジン車の生産を2025年に開始する予定で、26年以降の新型車は全てEVにする。(出所:アウディ)
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 同社は25年までに20車種以上のEVをラインアップすることを目指す。同社CEO(最高経営責任者)のMarkus Duesmann(マルクス・ドゥスマン)氏は「戦略的な再編の一環として、EVへの意向を加速させていく。33年までに内燃エンジンの生産を段階的に廃止する予定だ」と述べる。この方針に沿って、25年までにガソリンやディーゼルのエンジンの開発を終了する。

 ただし、中国市場は例外となりそうだ。同社の世界販売台数の4割超を占める重要市場に対してドゥスマン氏は、「33年以降も中国での需要が続くと予想しているため、現地で製造したエンジンを搭載した車両を中国で販売する可能性がある」と含みを持たせた。

 高級車ブランドのEV専業宣言は、スウェーデンVolvo(ボルボ)や英Jaguar Land Rover(ジャガー・ランドローバー、JLR)の「Jaguar(ジャガー)」に続く形である。