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 スウェーデンの通信機器大手Ericsson(エリクソン)は2021年6月23日、同社の5G(第5世代移動通信システム)無線装置が、KDDIとソフトバンクが共同で進める5Gの設備共用インフラに選定されたと発表した。KDDIとソフトバンクは、エリクソンの5G無線装置を共同利用しつつ、それぞれ独自に運用保守できる。インフラ導入コストを抑え、5Gの全国展開の加速につながるとする。

スウェーデンの通信機器大手エリクソン
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スウェーデンの通信機器大手エリクソン
(撮影:日経クロステック)

 エリクソンによると、複数の通信事業者で設備共用した無線ネットワークの構築は日本初という。エリクソンは5G無線ネットワークに加え、4G無線ネットワークでも共有機能を提供する。

 海外では複数の通信事業者が設備共用する形が一般的だが、これまで日本では設備共用がほとんど進んでいなかった。だが5G時代に入り、これまで以上に基地局設備投資が必要になったことから、国内通信事業者も設備共用に重い腰をあげている。

 KDDIとソフトバンクは20年4月、設備共用のための共同出資会社「5G JAPAN」を設立。主に地方エリアの5Gネットワーク展開加速に向けて、設備共用を開始している。KDDIとソフトバンクは設備共用を活用しながら22年3月末までに、いずれも5G基地局数を約5万局設置、人口カバー率を約90%に広げる計画を示している。