NTTテクノクロスは、シャツ型センサーを使って作業者の体内温度の変動を推定する技術を開発した。この技術を同社と東レ、ゴールドウインが展開する、暑熱環境下での体調不良の予兆を検知するサービス「hitoe 暑さ対策サービス for Cloud」に追加し、2021年7月1日から提供を開始する。NTTテクノクロスは6月23~25日に東京ビッグサイトで開催されている「第7回 猛暑対策展」に、同技術を出展している。

 hitoe 暑さ対策サービス for Cloudは、東レとゴールドウインが提供する機能性素材「hitoe」を組み込んだ専用ウエア、NTTテクノクロスが提供する小型センサー「TX02」と専用アプリで構成される。専用ウエアは両脇腹に電極が形成されており、TX02をおへその上付近に装着し、着用者の心拍数や衣服内の温度・湿度データをリアルタイムに取得する。データは無線でクラウドに送信され、専用アプリが体調のバロメーターである体内温度の変動を独自のロジックで推定する。

「hitoe」を組み込んだ専用ウエアに小型センサー「TX02」を取り付けたところ。TX02は寸法が64mm×36mm×9mm、重さ12g。心拍数、RRI(心拍の変動時系列データ)、歩数/体動量、姿勢(傾き)を解析できる
「hitoe」を組み込んだ専用ウエアに小型センサー「TX02」を取り付けたところ。TX02は寸法が64mm×36mm×9mm、重さ12g。心拍数、RRI(心拍の変動時系列データ)、歩数/体動量、姿勢(傾き)を解析できる
(写真:日経クロステック)
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 熱中症の危険度は5段階で専用アプリに通知される。作業者はスマートフォンでこれを確認できるため、早い段階で体調不良のリスクに備えることができる。体内温度の変動や休憩時間の目安などはパソコン上で遠隔から一括管理できる。最大150人に対応できるという。

 NTTテクノクロスは同サービスを月額制で提供する。レンタルする小型センサーは最低10台からで、価格は1台当たり3000円(税別)としている。

作業者の体調を遠隔から一括で管理する画面
作業者の体調を遠隔から一括で管理する画面
(写真:日経クロステック)
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