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 パナソニックが、保有していた米Tesla(テスラ)の全株式を2021年3月までにすべて売却していたことが分かった。パナソニックは、現在、テスラと世界最大規模のリチウムイオン2次電池工場「Gigafactory(ギガファクトリー)」を共同で運営し、テスラにEV用電池を供給しているが、この株式売却後も「関係は維持する。株式売却で見直しがあるわけではない」(パナソニック)とする。

 パナソニックがテスラ株を取得したのは2010年で、同株式の時価総額はこれまで大幅に増加していた。パナソニックは売却を通じて得た資金を「成長投資に利用する」としており、サプライチェーンソフトウエアを手掛ける米ブルーヨンダー(Blue Yonder)の買収資金などに充てるとみられる。

 21年6月25日に公開したパナソニックの有価証券報告書によると、「投資活動によるキャッシュフロー」の中で「持分法投資及びその他の金融資産の売却及び償還」が前年度と比較すると3800億円ほど増加して約4300億円となった。同項目の大部分がテスラ株の保有株式売却によるという。