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 伊仏合弁STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、車載向けLDOレギュレーターICの新製品を発売した ニュースリリース 。特徴は、過熱警告(サーマルウォーニング)や出力の過電圧監視といった動作診断機能を内蔵したことである。これで、自動車の機能安全規格「ISO26262」に対応しやすくなるという。車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100」に準拠する。具体的な応用先は、ボディー制御モジュールやジャンクションボックス、インスツルメントクラスター、サンルーフ制御モジュール、キーレスエントリー制御モジュールなどである。

新製品の車載用LDOレギュレーターIC
新製品の車載用LDOレギュレーターIC
(出所:STMicroelectronics)
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 新製品の型番は「L99VR01J」である。入力電圧範囲は+2.15〜28V。最大定格電圧は+40Vを確保しており、ロードダンプによって発生する過電圧に耐えられる。出力電圧は、3つの端子を利用してユーザーが設定する。選択肢は+0.8V、+1.2V、+1.5V、+1.8V、+2.5V、+2.8V、+3.3V、+5Vの8種類である。最大出力電流は200A。出力電圧の誤差は±2%と小さい。ドロップアウト電圧は200mA出力時に530mV(最大値)。待機時消費電流は1μAである。

 保護機能として、出力コンデンサーの放電機能や、低電圧ロックアウト(UVLO)機能、サーマルシャットダウン機能、短絡保護機能などを備える。パッケージは12端子PowerSSO。動作温度範囲は−40〜+175℃である。

新製品「L99VR01J」の内部ブロック図
新製品「L99VR01J」の内部ブロック図
(出所:STMicroelectronics)
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 このほか、過熱警告や出力過電圧監視といった動作診断機能を搭載していないLDOレギュレーターIC「L99VR01S」を併せて発売した。入力電圧や出力電圧/電流などに関する仕様は、L99VR01Jと同じである。ただしパッケージや動作温度範囲は異なる。パッケージは8端子SOP。動作温度範囲は−40〜+150℃である。

 2製品どちらも、すでに量産出荷を始めている。1000個購入時の参考単価は、L99VR01Jが0.35米ドル、L99VR01Sが0.28米ドルである。