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 米Qorvo(クォルボ)は、5G(第5世代移動通信システム)対応のスモールセルに向けたRFパワーアンプICを6製品発売した ニュースリリース 。特徴は、電力付加効率(PAE:Power Added Efficiency)が高い点にある。6製品のPAEは27~36%と高い。カバーする周波数帯域は、3GPP(Third Generation Partnership Project)で定められたサブ7GHz帯(sub 7GHz)である。DSS(Dynamic Spectrum Sharing)方式に対応した最大200MHz帯域の5G NR(New Radio)信号の送出に使える。応用先は、5G対応のスモールセルやMassive MIMOシステム、分散アンテナシステム(DAS)、リピーター、および汎用無線通信装置などである。

5G対応のスモールセルに向けたRFパワーアンプIC
5G対応のスモールセルに向けたRFパワーアンプIC
(出所:Qorvo)
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 新製品は、InGaP/GaAs材料を用いたヘテロ接合バイポーラートランジスタ(HBT)技術で製造する。3段(ステージ)構成のパワーアンプ回路のほか、バイアス回路を1チップに集積した。RF入力端子とRF出力端子の特性インピーダンスはどちらも50Ω。6製品の周波数帯域と利得(ゲイン)、電力付加効率、パッケージ寸法は下表の通りである。

発売した6製品の主な仕様
発売した6製品の主な仕様
(出所:Qorvo)
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 周波数帯域が3.3G~3.8GHzの「QPA9942」のそのほかの特性は以下の通り。扱えるRF入力電力は最大+10dBm。出力の3dB利得圧縮ポイント(P3dB)は35.3dBm(標準値)。RF入力の反射損失は−12dB(標準値)。RF出力の反射損失は−7dB。隣接チャネル電力(ACPR)は−50dBc(標準値)である。電源電圧は+5V。RF出力のオン/オフを切り替える機能を用意した。

 6製品いずれも、すでに量産出荷を始めている。価格は明らかにしていない。