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 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2021年7月6日に発表した同年6月の車名別新車販売台数によると、登録車と軽自動車を合わせた総合順位で、ホンダの軽自動車「N-BOX」が首位となった。

 同車が総合順位で首位に返り咲くのは10カ月ぶりである。車載半導体不足の影響が続く中で、N-BOXの6月の販売台数は前年同月比で12.4%増の1万7479台だった。半導体不足の影響を最小限にとどめたことで、5月より3000台以上販売台数を増やした(図1)。

N-BOX
図1 10カ月ぶりに首位となった「N-BOX」
(出所:ホンダ)
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 総合順位の2位はトヨタ自動車の小型車「ヤリスシリーズ」、3位はトヨタの背高ワゴンタイプの小型車「ルーミー」、4位はスズキの超背高ワゴンタイプの軽自動車「スペーシア」だった。このうち、ヤリスシリーズは10カ月連続の首位を逃した。

 トヨタは21年6月に、トヨタ自動車東日本の岩手工場(岩手県金ケ崎町)と宮城大衡工場(宮城県大衡村)で生産調整を行った。両工場では小型車の「ヤリス」や小型SUV(多目的スポーツ車)の「ヤリスクロス」と「C-HR」を生産している。6月にヤリスシリーズが2位に順位を落とした背景には、両工場における生産調整の影響もある(図2)。

ヤリス
図2 総合2位の「ヤリス」
(出所:トヨタ自動車)
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 ただ、総合順位で10位以内に入った登録車5車種はすべてトヨタ車であり、中型車「カローラシリーズ」を除く4車種が、前年同月に比べて販売台数を大きく増やした。

 総合順位で10位以下の登録車では5月に続き、ホンダの小型SUV「ヴェゼル」の販売が好調だった。6月の販売台数は前年同月比で116.0%増の5692台であり、登録車だけの順位で9位となった。5月の11位から2つ順位を上げた。全面改良して21年4月23日に発売した新型車が好調な販売に寄与した。