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 PayPayとLINE Payは2021年7月12日、PayPayの加盟店でスマートフォン決済「LINE Pay」での支払いを2021年8月17日から可能にすると発表した。全国328万カ所のPayPay加盟店のうち、店舗に設置したQRコードを利用者のスマホで読み取る「ユーザースキャン方式」の加盟店を対象とする。両社はZホールディングスとLINEが2021年3月に経営統合した際、国内のコード決済事業を「PayPay」に統合すると発表済み。今回の連携を具体策の第1弾として連携を進める。

 PayPay加盟店は新たな作業や設備導入の必要なく、LINE Pay利用者の集客を期待できるという。PayPayの加盟店向け決済管理ツール「PayPay for Business」で一括して売り上げを管理でき、従来のPayPayによる決済と同様にLINE Payの決済を処理できる。両社によればPayPayとLINE Payの利用者数はともに4000万人(2021年6月時点)、LINE Payの加盟店数は400万カ所。今回とは逆のLINE Pay加盟店におけるPayPayの利用や、利用者のスマホに表示したQRコードを店舗端末で読み取る「ストアスキャン方式」での決済については「利用者のニーズを見ながら検討する」(PayPay)としている。

 LINEをめぐってはアプリ利用者の個人情報を国外拠点で管理していたことが問題になった。今回の決済連携に関して、LINE Pay利用者がPayPay加盟店で決済した際、PayPayの加盟店名や加盟店のロゴ、ID、決済日時や決済金額などをLINE Payの韓国のサーバーへ保管・管理する。その他のデータは含まない。LINE Payは2021年9月をメドにデータ管理サーバーを国内に移転すると発表済み。PayPayの加盟店情報や決済情報などは国内で管理しているという。