映像業界の理想的なワークフローの実現を目指す研究会として活動している「次世代ワークフローLABO」は、CS放送における通販素材の流通効率化を目的にした実証実験を2021年8月2日に開始する。研究会の事務局を担当するプラットイーズが7月9日に発表した。

 CS放送では、CMオンライン納品のプラットフォームが確立されていない。このため、広告会社や制作会社などは、素材を個別に放送チャンネルへ送付している。各放送チャンネルでは、個別に素材を受け取った後にデジタイズと品質チェック(QC)を行って送出マスターに送信している。いずれも個別に対応しているため、CM素材流通にかかる手間や時間、コストの削減が課題となっている。

 ,今回の実証実験は、実際に納品システムを構築する前に、まずCM素材の集約が課題解消につながるかの検証が必要と次世代ワークフローLABOが考えて実施することにした。趣旨に賛同する広告会社とCS放送チャンネルを募り、通販素材流通を集約する実証実験を行う。プラットイーズが2020年4月に設立した子会社であるプラットワークスに5分以上の通販素材を集約、デジタイズとQCを行ったデジタルデータを個別の放送チャンネルに伝送する。

実証実験のフローイメージ
実証実験のフローイメージ
(発表資料から)
[画像のクリックで拡大表示]

 実証実験は、2021年8月2日から2022年1月31日までの6カ月実施する。募集対象は、5分以上の通販番組を扱うCS放送チャンネルと広告会社である。2021年7月30日まで実証実験への参加を受け付ける。

 「次世代ワークフローLABO」は、映像業界が抱える課題について、事業者間の垣根を超えて、より良いワークフローやスキームを検討し実現を目指す有志の研究会として、2018年1月に本格的に始動した。番組メタデータや映像素材の効率的な保管フォーマット、簡易IPリニアプレイアウトの構築などの検討・検証を行っている。

発表資料