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 ドイツAudi(アウディ)の日本法人であるアウディ ジャパンは2021年7月14日、クーペタイプの中型SUV(多目的スポーツ車)「Q5 Sportback」を、同年8月17日に日本で発売すると発表した。

 ベース車両の中型SUV「Q5」に比べてスポーティーな外観デザインとしたのが特徴で、AudiのクーペタイプのSUVとしては、小型SUVの「Q3 Sportback」と電気自動車(EV)の中型SUV「e-tron Sportback」に次ぐ3車種目となる(図1)。

Q5 Sportback
図1 クーペタイプの中型SUV「Q5 Sportback」
(撮影:日経Automotive)
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 中型SUVのQ5にクーペタイプの新型車を追加した理由としてアウディ ジャパンは、スポーティーな外観デザインのSUVの人気が、日本でも高まっていることを挙げる。

 例えば、既に日本に投入しているQ3シリーズ(Q3と同Sportback)の累計販売台数のうち、約60%がクーペタイプのSportbackである。欧州でも、累計販売台数の約50%がSportbackになっているという。

 中型SUVのQ5シリーズ(Q5と同Sportback)についても、クーペタイプのSportbackの価格はベース車両のQ5より約35万円高いが、「Q5シリーズ全体の販売台数のうち、50~60%がSportbackになるだろう」(アウディ ジャパンのマーケティング担当者)と言う。

 新型車の車両寸法は全長4695×全幅1900×全高1660mmで、ホイールベースは2825mm。同じプラットフォームを適用するベース車両のQ5に比べて全長は15mm長く、全高は5mm低い。全幅とホイールベースは同じである。

 全長の延長分(15mm)をすべて後部オーバーハングの延長に使うことで、クーペタイプでありながら、広い後部座席の車内空間と荷室空間を実現した(図2)。例えば、新型車の荷室容量は510L(後席を畳むと1480L)であり、Q5の520L(同1520L)とほぼ同水準である。

新型車の後席空間
図2 新型車の後席空間
(出所:アウディ ジャパン)
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 新型車は排気量2.0Lで直列4気筒の過給ディーゼルエンジン車と、同3.0LでV型6気筒の過給ガソリンエンジン車(高性能グレードのSQ5 Sportback)を用意した。変速機については、ディーゼル車は7速DCT(デュアルクラッチ変速機)、ガソリン車は8速AT(自動変速機)を組み合わせる。ディーゼル車には、12V駆動の簡易ハイブリッドシステムを標準搭載した。これらのパワートレーンは、Q5と同じである。

 なお、新型車の価格(消費税込み)はディーゼル車が729万~837万円、ガソリン車が967万円。ドイツBMWの「X4」や同Daimler(ダイムラー)の「メルセデスベンツGLC クーペ」などが競合車となる。